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先日、KIEV-19なるニコンFマウントのロシアカメラ(正しくはウクライナ製)を買ってしまった余波なのか、あるいは本格的なニコン熱再発の前兆なのか...

某オークションを眺めていると、ボロボロのNikon FEを発見。そのボロボロさ加減が妙に気に入って思わず落札。ついでにこれまたボロボロのNikkor 28mm F3.5も勢いでつづけざまに落札。

ボディの剛性感、手に馴染むサイズ、引き締まったペンタ部のデザイン。飾り気の無い実用本位のカメラという雰囲気。

Nikon FMがメカニカルシャッターなのに対し、FEはバッテリーを必要とするが絞り優先オートが可能。ハードボイルド度はバッテリー不要のFMに軍配が上がるのだろうが、いまやコンビニに行けばLR44は売っている。散歩スナップに露出オートはたいへん有り難い機能。

Ai 化される以前の古いニッコールレンズを装着する場合、マウント部の連動ピンを跳ね上げると、絞込み測光で使用可能。この機能はFE2になると省略されてしまうので、FEはオールドニッコールの母体としても良い機体。
レンズのフィルター枠はこれでもかというほど歪み、距離目盛もほとんど判読不可能。ボディも全身スリ傷だらけ。しかし致命的な凹みなどは無い模様。

しかしこの使い込まれかたは尋常でない。どのような使われ方をしてきたのか、その来歴が気になる。

作動状態をチェックしたところ、こんなにボロボロでもとりあえず実用に支障は無し。
さすがはニコン。

しかしFEにできることのほとんどすべてはF3にもできる... 絞り優先オートでお気楽撮影ならばEMがある... 
そんなことを言い始めたら所有するカメラのほとんどはその存在意義に疑念が生じ始めるが、ハードな実用機だけに、眺めているだけでは怒られるような気がして...
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